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D・Cの超卵~(元)男子中学生のウルトラエッグ~

男子中学生(DC)の時に、ウルトラエッグ(超卵)を紹介する為に始めた
ウルトラマンシリーズの玩具紹介と最新作の感想を中心としたブログです。
管理人は社会人となり、ブログは10周年突破!ありがとうございます!

ウルトラマンデッカー最終章 Blu-rayレビュー

≪前話感想 次話感想≫

DC超卵です
先週土曜日から、池袋サンシャインシティにて
真夏の風物詩イベント 「ウルサマ2023」が8月末まで開催中!
毎日行われている超豪華ライブステージが見所の一つですが
開催初日から情報解禁されて、驚かれた方も多いのではないでしょうか。
ウルトラマンガイア スーパー・スプリーム・ヴァージョン 爆誕
『ティガ』と『ダイナ』は、『クロニクル』とTV新作を通して
それぞれ25周年を1年間を通してお祝いされたのに対し
『ガイア』のみ『クロニクル』で取り上げられず
TV新作も『ガイア』とは全く無関係の『ブレーザー』という事で
『ガイア』だけ不平等では・・・?と議論を呼んでいましたが
『トリガー』の年の『ウルサマ』でまさかの登場を果たした
アグル スプリーム・ヴァージョンから2年の時を経て
まさか、ガイアも25年振りの進化を遂げる事になるとは・・・
捉え方によると思いますが、新形態を2つも用意して貰えた事を考えると
最終的に『ガイア』が1番優遇されていたと言えるのかもしれませんw

デザインは『ティガ』~『メビウス』の生みの親である、丸山浩氏という事で
ジャスティス クラッシャーや、メビウスインフィニティーを彷彿とさせるような
【丸山さんの考える強いウルトラマンの意匠】が全身に盛り込まれており
そんな丸山さんの最強ウルトラマンで育った自分としては
あぁ・・・格好良いなぁ・・・と、うっとりしてしまいますねw
その上で、金の部分にモールドが彫り込まれていたりと
近年、後藤氏がデザインしたウルトラマンに通じる意匠もある為
ニュージェネガイアとも呼べるデザインに仕上がっているのも、また素敵!
この新形態が、一体
どのような経緯で誕生する事になったのか。
おそらく来週行われるであろう、ライブステージの配信が楽しみですね。

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さて、本日紹介するのは
『ダイナ』25周年を締めくくってくれる、こちらの商品!
ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…
Blu-ray特装限定版

発売日:2023年7月28日(金)
価 格:6,800円(税抜)

【DISC 2枚組】

■本編ディスク

■特典ディスク
 ・メイキング映像
 ・2023/2/13 完成披露試写会
 ・2023/2/23 公開初日舞台挨拶
 ・2023/3/11 大ヒット御礼 特別舞台挨拶
 ・GUTS-SELECT交流記 ~帰ってきた特務3課~
 ・ペダン星人軍団CV発表インタビュー!
 ・特報・予告編

■作品解説書(24Pオールカラー)


『ウルトラマンデッカー』最後の映像作品として
2023年2月23日(木)から、
ツブイマ独占配信&劇場公開された
『ウルトラマンデッカー最終章』の映像ソフトが明日発売!
通販で予約していたらフラゲ出来ましたよ・・・ありがたい・・・
『ブレーザー』の放送が始まり、『デッカー』の映像ソフトもこれが最後。
いよいよ本当の世代交代なんだな・・・と胸が熱くなりますね。
〈23/07/28 追記〉
すっかり紹介し忘れていましたがw
本編ディスクには、Blu-ray限定オーディオコメンタリーも収録!
カナタ・イチカ・リュウモン・ディナスが
撮影時の思い出や裏話、演技に込めた意図や想いを語ってくれますが
この写真からも伝わる通り、4人が本当に仲良しで明るくて愉しい!w
これまでのインタビューなどでは語られていない
そんな事があったの!?という新事実も判明して、大満足でしたw


■解説書の感想

本編DISCは言わずもがな高画質・高音質ですから
本記事では「
Blu-ray限定の2大特典」を中心にご紹介しましょう。
まず1つ目は、ここだけの限定情報満載の解説書。
今回もオールカラー24ページで大ボリュームで
内容といたしましては

・カナタ&武居監督 対談
・イチカ&カイザキ副隊長&ディナス 対談
・リュウモン&ムラホシ隊長  対談
・全ヒーロー&全怪獣データファイル
・HANE2役 土田 大さんインタビュー
・脚本担当根岸さんインタビュー


とご覧の通り。
インタビューは当然、全て新規収録となっており
『デッカー最終章』までを含めたネタバレ満載で
『デッカー』本編の全て総括する、貴重なお話が盛り沢山。
ディナスの代わりに客演が予定されていた、あのウルトラマンなど
今回の解説書で初お披露目となった裏話が満載ですよ!
ディナスやギガロガイザなどのデザイン画もたっぷり収録されており
それぞれデザイナーの方のコメントも掲載されているので
『デッカー』ファン必見の内容となっていますよね。


■特典ディスクの感想

さて、2つ目の豪華特典となる特典ディスクですが
『デッカー』はこの特典ディスクが非常に不安。
というのも、既に発売済みである
TV本編のBlu-rayBOX全2巻に収録されている
メインの特典映像であろう【メイキング映像】が
例年の半分以下の尺+特撮現場のメイキングゼロという
「これでいつもと同じ値段・・・!?」と驚愕せずにはいられない内容
に。
コロナ禍の撮影という事で納得出来る部分もあるのですが
『デッカー』以上に規制が厳しかったと思われる
『Z』と『トリガー』には特撮のメイキングも収録されている訳ですし
『デッカー』は何故・・・?という気持ちがどうしても湧いてしまって。
そういった状況があるので、今回の特典ディスクも不安なのですが・・・?


まず、
2023/2/13 完成披露試写会の映像は
「ツブイマ」で配信されている物とほぼ同じ。
クロちゃんがイジられまくる、あの舞台挨拶ですねw
2023/2/23 公開初日舞台挨拶は、各ニュースサイト等で配信されていますが
フルで全編が収録されているのは今回の特典映像が初。
2023/3/11 大ヒット御礼 特別舞台挨拶
全国のイオンシネマでライブビューイングされた舞台挨拶で
GUTS-SELECT全員と武居監督+影山ヒロノブ氏が登壇した豪華な内容。
自分はライブビューイングに参加する事が出来なかったので
今回の特典映像で初めて全編を見る事が出来ましたねぇ。
影山さんの生ライブが羨ましいですし
カナタのお誕生日お祝いシーンも微笑ましくて素敵でした。

そして「ツブイマ」で独占配信されていたスピンオフ
GUTS-SELECT交流記 ~帰ってきた特務3課~も初映像ソフト化。
意外と『デッカー』TV本編と繋がる要素が多い作品でしたし
この最後の機会に無事に映像ソフト化されて、一安心でした。

最後は期待と不安が入り混じるメイキング映像!
TV本編のメイキングが微妙だっただけに、恐る恐る拝見しましたが
やはり特撮シーンのメイキングはゼロ。
ミニチュアシーンの舞台裏が映る事は、一切ありませんでしたね・・・
特撮の映像ソフトは、このメイキングが何よりの醍醐味なので
それが一切無いというのは本当に寂しい気持ちになるのですが
今作のメイキング映像で唯一救いだったのは
TV本編のメイキングはメインキャストのインタビューが中心だったのに対し
今回はしっかりと撮影中のキャストの素顔が映像として収録されていた事。

お揃いのスマホで大喜びしている、カナタ・イチカ・リュウモンや
若者と大はしゃぎしているムラホシ隊長を、苦笑しながら見るカイザキ副隊長に・・・w
グリーンバックを前にして、激しいアクションを披露するディナスなど
ドラマ撮影の舞台裏はしっかりと収められていたので
まだ、TV本編の特典映像よりはメイキングとして楽しめる内容でしたね。
劇場版メイキング名物である、メインキャスト クランクアップ集も収録されており
新生GUTS-SELECTの各メンバーが撮影を振り返る最後の挨拶は
『デッカー』ファンなら涙なしには見られない、感動の瞬間!
ここを見る為だけに、このBlu-rayを買っても損はしないと思いますね。



この、『デッカー最終章』のBlu-rayを持ちまして
『デッカー』現役時代のメディア展開は正真正銘ラスト。
『トリガー』カテゴリーの最後の記事が
1年経った今も未だに『エピソードZ』のBlu-rayレビューなので
何か予想外の新展開が起こらない限りは
『デッカー』本編カテゴリーの記事も、本記事が最後になるという事ですね。

1年前の今頃から全力で追いかけて来た、『ウルトラマンデッカー』。
『トリガー』同様、『ダイナ』モチーフの作品として始まった企画でしたが
その前年の『トリガー』の『ティガ』モチーフが賛否両論を巻き起こしただけに
きっとスタッフのプレッシャーも相当だったと思いますが
『トリガー』の良かった点と改善点をしっかりと見つめ直し
現代で『ダイナ』を再演する目的・意図が
完成した作品を通してファンに伝わっていたのは、本当によく出来ていたな
と。

その一方で、こちらも『トリガー』の反動なのか
例年以上に原点回帰・王道を重んじている印象が強く
どうしても過去作との既視感を感じる展開が続いてしまって
『Z』や『トリガー』ほどのインパクトが生まれなかったのは勿体なかった
ですが
異色作が連続していたニュージェネの歴史において
ここまで往年の作風に近付けた作品が作れるようになったというのは
『デッカー』が残した功績ですし、それ自体が『デッカー』の魅力に繋がるのかなと。
そんな『デッカー』特有の安心感を自分は1年間堪能出来ましたし
『デッカー最終章』もそんな安心感に満ちた
近年では珍しいくらい、真っ直ぐ王道な作品でしたねぇ。

賛否両論ありつつも、インパクトが凄まじかった『トリガー』と
現在進行形で大人気を博している『ブレーザー』に挟まれてしまい
後年は注目される機会が少なくなりそうな『デッカー』ですが
自分はこの1年間、『デッカー』に楽しませてもらった思い出を胸に
これからも『デッカー』を応援し続けて行く所存でございます・・・!
この調子でいくと、毎年恒例のカナタの『ブレーザー』客演は無さそうですが
先輩となったカナタの活躍が近い内に見られる事を、楽しみにしています。

以上!ウルトラマンデッカー最終章 Blu-rayのレビューでした。
それでは~


≪前話感想 次話感想≫
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  1. 2023/07/27(木) 23:01:35|
  2. ウルトラマンデッカー
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デッカー THE LIVE STAGE5「彼方へと続く道」 感想

≪前話感想 次話感想≫

DC超卵です
放送開始まであと1ヶ月を切った、最新作の『ブレーザー』。
今週月曜日には新情報満載の製作発表も行われ
毎週金曜日恒例の情報解禁はもう終わりだろうと思っていたら
なんと昨日は、第3話に声優の関 智一さんがご出演される事が発表!
しかも声のご出演では無く、俳優としてのご出演との事です。
近年、関さんはウルトラシリーズには声のご出演が多く
最後に顔出しでご出演されたのは、『ウルトラゾーン』の「THE LOVE」以来。
何故『ブレーザー』に急に関さんが・・・?と一瞬思いましたが
そういえば「THE LOVE」は、『ブレーザー』の田口メイン監督作でしたね…w
「THE LOVE」は田口監督のウルトラ監督デビュー作品ですし
見方によっては、田口監督の始まりと最新作を繋ぐ感慨深いキャスティングに!
説明を見る限りだと、アースガロン初登場となる第3話限定のゲストのようですが
物語のキーパーソン・重要人物とも説明されていますし
その後『ブレーザー』の展開に、大きく爪痕を残すキャラクターになるのでしょうか。

そんな最新作の『ブレーザー』も当然楽しみなのですが
今週末はやっぱり彼を応援するしかないでしょう!!!
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https://ultraman.spwn.jp/events/23061715-ultra-decker
ついに!現行作交代の時!!!
カナタ役の松本大輝さんがこの1年間駆け抜けて来た
ライブステージ『デッカー THE LIVE』シリーズの
最終作となる「STAGE5」が、いよいよ本日千秋楽公演!
カナタ役の松本大輝さんと、ケンゴ役の寺坂頼我さんが生出演する
超豪華な「NEW GENERATION THE LIVEシリーズ最新作
ウルトラマンデッカー編 STAGE5 ~希望の光に導かれ~

 この後、本日15時からオンライン生配信スタート!
DC超卵はもちろんチケットを購入し、今か今かと待機中。
皆さんも配信会場でカナタの熱い最後の戦いを見届けましょう!
まだチケットを買う踏ん切りがついていない、そこの貴方は
ここから始まる『デッカー THE LIVE』シリーズの
振り返りと魅力の解説を是非ご覧頂き、参考にして頂ければと思います!
では、行きましょう!デッカァーッ!!!!


■これまでの振り返り


今年も
「NEW GENERATION THE LIVE」シリーズの醍醐味である
豪華本人キャストの夢の共演&TV本編と繋がる衝撃のストーリーが満載で
豊作ばかりだった『デッカー』のライブステージの数々。
『デッカー編』は毎年恒例のウルサマ2種・冬・夏の4公演に
近年は開催されていなかった秋の公演も
加えた、計5公演が行われ
それぞれの季節で、我々を大いに驚かせ、そして感動させてくれましたねぇ。

『デッカー』放送開始直後に、池袋サンシャインシティで開催された
「ウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバル」では
「STAGE1」と「STAGE2」を、開催期間の前・後半で入れ替えて上演。
STAGE1「夏の闇夜を照らす者」では
カナタ/デッカーとイグニス/トリガーダークの初共演が実現
『トリガー』第6話のサタンデロス戦に、幼少期のカナタが巻き込まれていた事が判明。
さらに『ダイナ』25周年を記念して、ヌアザ星人イシリスが新造スーツで復活
エースやゼットも駆けつけた、大混戦へと発展。
『ダイナ』第31話「死闘!ダイナVSダイナ」をオマージュした
【デッカーコール】で復活するデッカー(BGM「君だけを守りたい」)には
『ダイナ』と『デッカー』のファンとして、涙を抑える事が出来ませんでしたね…
STAGE2「Decker into Space」では
デッカーが別時空に飛ばされ、ゼロ・ジード・タイガと共演。
15周年記念で復活を遂げた、レイブラッド星人と激動を繰り広げました。
『ダイナ』25周年を記念して、マウンテンガリバーⅡ-Vが復活を果たし
デッカーと共闘するという『ダイナ』第42話「うたかたの空夢」オマージュもありましたし
はTV本編より先に、カナタがアスカの声を聞いていたり
カナタがテラフェイザーを見て興奮する原因となった
幼少期の思い出のロボットアニメのタイトルが『マウンテンガリバー』だった
という裏設定も明かされましたね。
秋に開催されたSTAGE3「~希望の光に導かれ~」では
実は『デッカー』第8話の直後に起きていた
『R/B』の湊三兄妹も巻きこんだ、宇宙規模の事件が物語の中心に。
スフィアに肉体をコピーされて誕生した新キャラ スフィアトリガー
ご本人ボイスで復活を果たしたオーブダークもサプライズでしたし
TV本編より先にスフィアの力を使う悪影響が描かれていたのも重要で
『デッカー』の『R/B』客演回として見ても秀逸な傑作でした。
年末年始に東京ドームシティで開催された
「ウルトラヒーローズEXPO ニューイヤーフェスティバル」では
カナタ・イチカ・リュウモンが12日間毎日生出演する、STAGE4「遥か彼方へ」が公演。
『ダイナ』屈指の名作である、第20話「少年宇宙人」のリメイクでありながら
『デッカー』第19話であっけなく倒されたヤプールの復活や
『デッカー』第21話では描かれなかった、アスカとカナタの共演
など
TV本編で描き切れなかった要素をしっかりと補完するだけで無く
トリガー&トリガーダーク&カルミラの共闘という
トリガー』ファン待望の補完まで見せてくれるファンサービス。
極め付けは『劇場版ティガ&ダイナ』のオマージュとして
10年前、カナタは光となってケンゴと一体化しており
トリガートゥルースとなってメガロゾーアと戦った事が明かされる
など
『デッカー』のTV本編をさらに楽しめる圧巻の内容。
近年のライブステージの中でも特に完成度が高い傑作で大満足でした。
これらの『デッカー THE LIVE』シリーズは
なんとツブイマの有料会員なら全作見放題!!!
ツブイマの充実度は留まる所を知りませんね・・・
画像にはありませんが、最新作かつ超オススメの「STAGE4」も見放題ですので
気になった内容があった方は、是非ツブイマでご覧頂ければと思います。

そして本日開催される『デッカー THE LIVE5』は
これまで夢の共演と衝撃の設定開示を繰り返して来た
『デッカー THE LIVE』のクライマックスを飾るステージにして
1年間、『デッカー THE LIVE』シリーズでカナタを演じ続けた
松本大輝さんの集大成となる、『デッカー』現役時代最後のステージ!

本作でも、とんでもない新設定が明らかになるでしょうし
カナタの最後の戦いを見届けないで、『ブレーザー』にバトンタッチ出来ますか!?
見届けましょう、アスミ・カナタの最後の戦いを━━━
この後15時から、いよいよ開演です!


■感想(※微ネタバレ有り)


涙  腺  崩  壊
今 回 は 本 当 に 凄 い 


いやぁ・・・ちょっと・・・
興奮し過ぎて、全然感想がまとまらない・・・
『デッカー THE LIVE4』が近年でもかなり傑作な部類でしたし
ここまでの『THE LIVE』4作品で、ある程度ネタは出し尽くしていたので
最後の『THE LIVE5』は中々難しいぞ…と思っていたんですが
そんなオタクの戯言をしっかりと上回る、圧巻のステージ。
今回もネタバレ有りで少し語らせて下さい。
何度も言いますが、今回は本当に凄かった!!!

●第一部感想:『デッカー』真の最終回
基本的に「ウルサマ」と「ニューイヤーフェス」以外で行われる
ウルトラマンのライブステージは二部構成となっており
今回の『デッカー THE LIVE5』も、その例に漏れず二部構成。
時系列はしっかりと『デッカー最終章』のその後になっており
アスミ・カナタ艦長が宇宙に飛び立ってから物語が始まるという
相変わらず整合性が完璧なストーリー
に冒頭から痺れます。
昨年、この時期の『トリガー』のステージも
TV本編で描けなかった要素を補完する、完結編の要素が大きかったので
今年の『デッカー』も重要な要素が補完されるだろうと予想してはいましたが・・・

今回の第一部で描かれた、『デッカー』の超重要な要素というのが
『デッカー』TV最終回で失われた
ストロング・ミラクル・ダイナミックの力を取り戻すという事。

もう、この時点で凄まじくないですか?今回のステージ・・・!

『デッカー最終章』で、ディナスからダイナの光を受け継いだカナタでしたが
ディメンションカードはデッカー フラッシュしか生成されておらず
パンフレットでも武居監督の口から「今はフラッシュにしかなれない」と明言。
今後、客演の機会があったりしたらどうするのだろう・・・と期待していたのですが
まさかライブステージで取り戻す事になるとは思わず、驚愕。
ステージのまあまあ序盤なのに、カナタがそれについて言及した段階で
「それ映像作品でやらなくていいのぉぉぉぉぉ!?」と、興奮は最高潮ですよ・・・
これで今後、『ギャラファイ』等でデッカーが突然タイプチェンジしても
「ああ、THE LIVE5で取り戻したもんね。」というのは当たり前になってくるので
『デッカー』ファンの方は、今回のステージを見るしかないという事
です。

カナタがタイプチェンジを取り戻して行くキッカケとなるのが
ダイナ/アスカ・シンからの助言なのがアツいですし(もちろんつるのさんご本人ボイス!)
そんなデッカー全形態復活の【結果】『デッカー』本編の完結編とするならば
その復活までの【過程】『デッカー THE LIVE』の完結編と呼べる展開なのも感涙ポイント!
ここは本当にネタバレになってしまうので詳しい言及は避けますが
これまで『デッカーTHE LIVE』を1つでも見た事がある人は感動しますし
これまでの4公演を全て見て来た人は、もう顔面グッチャグチャ確定。
自分も『デッカー THE LIVE』見て来て良かったァッ!と泣き叫んでしまいましたからね。
『デッカー』を応援してくれたファンへのご褒美のような展開
もう・・・ただ手を合わせて、感謝するしかなかったです。
『デッカー THE LIVE』5作品は、全部正史なんですね・・・!


●第二部感想:TD 25th Anniversary グランドフィナーレ
ご存知の通り、『デッカー』は『トリガー』の続編であり
その流れは25年前の『ティガ』から『ダイナ』の繋がりを受け継いだもの。
昨年の『トリガー THE LIVE』の各公演は、『ティガ』へのオマージュがアツく
今年の『デッカー THE LIVE』の各公演は、当然『ダイナ』愛に溢れた内容ばかりでしたし
それらの公演の間に、『TDG THE LIVE』の『ティガ編』と『ダイナ編』も開催されており
そららもまた、
各作品への愛に溢れた素晴らしい傑作
に仕上がっていたので
『トリガー』と『デッカー』の現役期間は、『ティガ』と『ダイナ』の魅力を
TV本編とライブステージで浴びるように堪能出来た2年間だった訳ですが
いよいよ『デッカー』の現役期間が、今回でクライマックスという事は
必然的に『ティガ』『ダイナ』『トリガー』の優遇も終わるという事。

この2年間、本当に楽しかったな…と寂しさを抱きながら
第一部の衝撃のラストから繋がる第二部に突入した訳ですが
そんな寂しさを超高速で消し飛ばしてしまうような
奇跡と夢の共演と展開の連続で感情が崩壊。


こちらもネタバレになってしまうので、初見で驚いて欲しいのですが
テラフェイザーと共闘する、あの『ダイナ』のロボット
いざという時に駆け付けてくれる、ダイナとデッカーを繋ぐあの戦士。
その組み合わせで見せてくれると思わなかった、『ダイナ』のあの名シーン
『トリガー』現役時に見られなかった、あの夢の共演などなど!

ファンなら一度は妄想しながらも、「いや、流石にそれは設定的に無理だよな…」
自ら諦めてしまうような奇跡と夢が、二発三発と矢継ぎ早に発射される展開に
もう思考と感情が追い付かず、ただただ涙ぐみながら見守るしか出来ず・・・!
ちょっと未だに興奮し過ぎていて、何が起きたか全部覚えている自信が無いくらいです。
何も知らずにこの衝撃を体験して頂きたいので
これ以上は何も言えないのが本当に歯がゆい・・・!
台詞が!共演が!!音楽が!!!
全てがティガ/ダイナ・トリガー/デッカーファンの為にある!
絶対に後悔させません。ファン必見です。
『ティガ』と『ダイナ』の25周年プロジェクトの最後を飾る
『トリガー』と『デッカー』の完結編として本当に完璧でした。




あー・・・面白かった・・・
本ッッッッッ当に面白かったッッッッ!!!

内容や小ネタ、オマージュ元ネタを理解するのに
『ティガ』『ダイナ』『トリガー』『デッカー』の作品理解が必要になる
ので
万人が見て、歴代のステージで1番面白かった!とはならないと思いますが
逆にこの4作品のどれか大ファンの作品があるのなら
今回のステージは100点満点を余裕で突き破る内容だったと断言出来ますね。
もし、この4作品全てに思い入れがあるのなら、見るしか無いです本当に。
あぁ・・・もっとネタバレ有りで語りたいなぁ・・・
凄いステージを見てしまったと、未だに感動していますから・・・
https://ultraman.spwn.jp/events/23061715-ultra-decker
見逃してしまったそこの貴方!どうぞご安心下さい。
6/28(水)からアーカイブ配信が予定されていますので
この衝撃と興奮と感動を貴方も・・・味わえます・・・
あぁ・・・早くもう1回見たい・・・
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『ティガ』を継承した『トリガー』と、『ダイナ』を継承した『デッカー』。
製作陣がどんなに原典を慎重に扱い、新しい作品を創ろうとしても
やはり元なったモチーフの作品がある以上、【二次創作感】が否めないのは事実
映像作品ではそれが生きる場面もあれば、それが仇となる場面もあり
この2年間、製作陣も中々苦労したんだろうなぁと、インタビュー等を読んで感じていましたが
ライブステージになると、それらの過去作との繋がりは最強の武器になるんですよ。
『ティガ』のあの名言&名BGMだとか、『ダイナ』のあの名シーンだとか
映像作品で再現されると、若干クドく感じてしまうような演出も
ライブステージだと見事にマッチして、最高のファンサービスとして昇華されて行く。
昨年の『トリガー THE LIVE』シリーズでは、その方向性を模索していた印象でしたが
今年の『デッカーTHE LIVE』シリーズは、その強みと勢いを完全に掴み切っており
その流れを汲んだ最終作となる、本作の『STAGE5』はまさに集大成。
圧巻のファンサービスが自分には本当に刺さって、感動に溺れました・・・
『ティガ』と『ダイナ』は幼少期から変わらず大好きですし
『トリガー』も『デッカー』も、やっぱり最高だったなぁ・・・
そして、この興奮と感動の『ガイア/アグル』版を体験出来る可能性が低いというのは
色々と事情があるのは分かるとはいえ、物足りなさを覚えますね…w
そして今作で1番感動したのが
2020年1月の『タイガ』の「ニューイヤーフェス」を最後に禁止となっていた
声出し応援が(マスク有りに限り)本公演から解禁された事。
カナタは
お客さんから浴びる、初めての声援が嬉しそうでしたし
ケンゴは現役期間の『トリガー THE LIVE』シリーズを、全て声出し禁止で走り切っており
2年目となる『デッカー THE LIVE』シリーズも、声出し禁止で戦って来た訳ですが
もうすぐ『トリガー』放送開始2周年となるこのタイミングで
ケンゴが初めて観客と声を揃えて「スマイル!スマイル!」が言えた事。
そして、それを寺坂さんが初めて体感し、感極まってしまったシーン
苦しい社会情勢の中、笑顔で走り抜けたケンゴのフィナーレとして完璧であり
『トリガー』のファンとして、
もう最高のプレゼントでした。

あーーーー早くもう1回見たい。28日まで待てない。
この最高のステージを絶対にお見逃しなく。
以上!デッカー THE LIVE STAGE5の感想でした。
それでは~

≪前話感想 次話感想≫
  1. 2023/06/17(土) 14:00:00|
  2. ウルトラマンデッカー
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ウルトラマンデッカー Blu-rayBOXⅡ レビュー

≪前話感想 次話感想≫

DC超卵です 
今週末に開催されるライブステージの『デッカー THE LIVE5』に
ウルトラマンディナスの特別出演が決定!
おそらくディナスはスーツが撮影用の一着しかないでしょうし
実際に観劇される方は、ディナスの勇姿が見られて羨ましい限り。
こちらの『THE LIVE』シリーズは、映像作品と完全に連動した正史となっており
時系列的におそらく『デッカー最終章』のその後だと思うので
ディナスの変身能力はカナタに受け継がれた訳では無く
やっぱり、カナタはカナタ。ディナスはディナスで変身能力は残っているんでしょうか?
ディナスの変身があの1回っきりというのは、あまりに勿体ないので
個人的には残っていて欲しい派なのですが・・・

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さて、本日はそんな『デッカー』の話題。
1月末にTV放送が完結し、2月末には完結編の映画も公開され
映像作品としての『デッカー』はひと段落付いた印象ですが
そんな『デッカー』への愛がさらに深まる素敵なグッズが発売されました。

ウルトラマンデッカー Blu-rayBOXⅡ

発売日:2023年3月24日(金)
価 格:23,000円(税抜)

【本編DISC 2枚組】
収録話数:第14~25話
【SPECIAL DISC 1枚】

■作品解説書(24Pオールカラー)


3月末と言えばやっぱりコレ!
「ウルトラマンデッカー Blu-rayBOXⅡ」!!!
現行作品のBlu-rayBOX2巻もついに発売という事で
『デッカー』から新ヒーローへのバトンタッチが近付いているんだなと
しみじみしてしまいますねぇ。
今回も制作秘話や舞台裏を知る事が出来るのが待ち遠しいので
例に漏れず、今回も予約してフラゲです。(本当は明日発売です)


■本編ディスクの感想


まずは本編ディスクの感想から。
今回の第2巻は、サプライズが強烈過ぎた第14話「魔神誕生」から
大団円を迎えた最終回(第25話)「彼方の光」までを収録。
ダイナミックタイプ&アガムス初登場から、ケンゴ&ダイナ客演。
そして、マザースフィアザウルスとの最終決戦と
濃厚な『デッカー』後半戦を思う存分楽しむ事が出来ます。
また、第17話と第18話の間。そして、新年一発目に放送された
マルゥルとホッタさんの特別総集編②・③も
特典DISCにしっかり収録されていますよ。

という訳で、ダイナミックタイプ前後編と最終回だけ見直してみましたが

やっぱり高画質&高音質
現状、『デッカー』を最高の環境で楽しむ最善の方法ですね。
残りの話数もBlu-ray品質で見直すのが楽しみですよ・・・
また、今回はBlu-rayBOXⅡ限定のオーディオコメンタリーが収録されており
ダイナミックタイプ&アガムス初登場の第14&15話の前後編を
カナタ・アガムス、そしてデッカー・アスミの3人で鑑賞!!!
ここでしか聞けない裏話も満載で、大満足で御座いました。


■解説書


Blu-rayBOXのお楽しみその1 解説書の収録内容は

・カナタ・イチカ・リュウモン インタビュー
・アガムス インタビュー
・デッカー・アスミ インタビュー
・各話監督&脚本家インタビュー
・ダイナミックタイプ&新怪獣 デザイン解説

という、今回も抑えるべき所はしっかり抑えられた1冊で
特にデッカー・アスミ役の谷口さんのインタビューは
中々貴重では無いでしょうか?

・キャストインタビューで見えた、最終回の別解釈
・カットされたり、台詞の順番が入れ替えられているシーン
・リュウモンの回想で描かれた、『トリガー』回の秘密
・パンドン戦で意識されていた、とあるニュージェネの傑作回
・ゴメス戦で全く気付かなかった、意欲的な特撮カット
・第18・19話で描かれていた、『トリガー』→『デッカー』の意外な継承
・ダイナの初期CG変身バンク再現の苦労
・カナタとアガムスの取調室シーンでこだわったポイント
・カナタがスフィアに寄生された理由

という訳で、今回個人的に盛り上がったのはこれらの解説でしょうか。
どれも今回初お披露目となる裏話ばかりですし
各話毎の特撮シーンの解説は、相変わらず濃い内容!
また個人的に『デッカー』は、最終回に内容を詰め込み過ぎて
若干、説明不足かつ描写不足な点が見受けた印象
だったのですが
そういった点もしっかり説明されていて、個人的にスッキリ出来ましたね。


■特典DISC


・ 松本大輝×つるの剛士×影山ヒロノブ スペシャル対談
・ メイキング映像
・ ノンテロップオープニング
・ ノンテロップエンディング
・ カナタのウルトラディメンションナビ
・ 特別総集編②(本編+次回予告)
・ 特別総集編③(本編+次回予告)


そして!お楽しみその2の特典DISC!!!
これを見る為に、自分はBlu-rayを買っている!!!w
今回の特典DISCで最も魅力的なのが
今回のBlu-rayの特典映像の為だけに行われた
カナタ×アスカの平成・令和のダイナ&デッカーに加えて
その2作品の劇場版とEDを彩った影山ヒロノブさんを加えた
『ダイナ』25周年に相応しい、超豪華座談会!

ここでしか聞けない、影山さんの『ダイナ』『デッカー』ED秘話や
昨年の「ウルサマ」で行われたS-GUTS全員集合イベント秘話に
それを観覧していた松本さんと出演していたつるのさんの裏話。
そして、『ダイナ』と『デッカー』の撮影秘話の比較・・・
などなど
『ダイナ』と『デッカー』好きにはたまらない、最高の座談会でしたね。
何が嬉しいって尺が約40分!大ボリューム&大満足でした。

最後は
メイキング映像!
特撮映像ソフトの特典映像といえば、やはりメイキング!
毎度毎度言っていますが、ニュージェネのメイキングが本当に楽しみなんですよ!
特に『デッカー』のBlu-rayBOXⅠのメイキング映像は
特撮パートのメイキングが一切無く、ドラマに注力した構成になっていたので
今回のBOXⅡのメイキングに特撮メイキングも収録されているだろう!と
楽しみにしていたのですが・・・
特撮シーンのメイキングは一切無し。
そして尺は例年より短い。

そんな・・・どうして・・?
昨年の『トリガー』Blu-rayBOXは
特撮メイキングを2巻に集中させていたので
『デッカー』も当然そういう構成だと思っていたのに・・・
また例年だと1時間弱あるメイキング映像も
今回は第1巻に引き続き、30分弱に半減。
うぅーん・・・これは如何なものか・・・

コロナ禍でメイキング撮影が難しいという事情があるなら分かるんですが
第1巻のレビューでも言ったと思いますが
それなら是非、インタビューパートを増やして欲しかったですね。
特に今回のメイキングは、当たり障りのない質問しかされていない為
キャストの方々も、他の媒体と同様の回答になっている部分が多く
今回のメイキングならではの情報を得られたか?というと、ちょっと・・・



という訳で、いつも通りこの時期に発売されたBlu-rayBOXⅡ!
解説書・メイキング・座談会と、様々な角度から
『デッカー』TV本編を高画質で楽しめるアイテムであり
『デッカー』を応援したいファンなら必携のマストアイテム!
1・2巻揃えると、凄まじい高額なアイテムにはなりますが
そのお値段相応の満足度と達成感があなたを待っていますよ!!!

ただ、本文中にも触れた通り
メイキングがお値段そのままで、例年より遥かにパワーダウンしているのは
メイキング映像のファンとしてやっぱり残念かなぁと。
特に特撮のメイキングは本当に毎年楽しみにしていたので
今年は一切見られないとは思わず、非常に残念でした。
例年通りのスケジュールなら、8月に『旅立ちの彼方へ・・・』のBlu-rayも発売されるはずなので
そちらに特撮メイキング映像が収録される望みを託します!
以上!ウルトラマンデッカー Blu-rayBOXⅡのレビューでした。
それでは~
 

≪前話感想 次話感想≫

  1. 2023/03/23(木) 23:14:40|
  2. ウルトラマンデッカー
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松本大輝さん札幌に凱旋!アスミ・カナタに会って来た!

≪前話感想 次話感想≫

DC超卵です

今週は土日の2日間をかけて、地元である札幌に帰省し
2週間限定公開である、『劇場総集編SSSS.DYNAZENON』を鑑賞!
詳しい感想はコチラで語りましたので、是非ご覧頂きたいですし
いよいよ、3/24(金)公開となる完全新作映画『グリッドマンユニバース』も
当ブログでも微力ながら盛り上げて行きたいですよねぇ。
という訳で、本来は『DYNAZENON』だけを見て、帰って来る予定だったのですが 
我々、北海道民のウルトラファンを揺さぶる超ビッグイベントが・・・!


ウルトラマンデッカー/アスミ・カナタ役
松本大輝さんが札幌にやって来る!? 


いや・・・コレ、先週発表された時は
本当にひっくり返りましたよ・・・
実は北海道札幌の出身で、自分の1コ上の先輩である松本大輝さんが
『デッカー最終章』の大ヒットを記念して
地元である札幌へわざわざ駆け付け、舞台挨拶を敢行!!!
昨年、ケンゴ役の寺坂さんが名古屋出身という事で
【最終回同時視聴】などのイベントが積極的に名古屋で行われおり
「札幌出身の松本さんもワンチャンあるのでは・・・?」と思ってはいましたが
実際にそれが現実となると、何だかクラクラしてきますねw
札幌まで舞台挨拶に来てくれたニュージェネキャストは
『劇場版ジード』の時の龍臣くん以来という事で、丁度5年振り!
東京でスターになっても、地元への愛は忘れない
そんな松本さんの思いやりに胸が熱くなりますよ・・・

という訳で、チケット争奪戦に見事勝利し
劇場の大スクリーンでは2回目となる、
『デッカー最終章』を鑑賞。
やはりGUTS-SELECTの成長と旅立ちを描いたドラマとしては
非常に安定感のある誠実な仕上がりで、流石武居監督ですよね。
若干迫力不足な特撮パートも、スクリーンで見る事で魅力が増しますし
やはり映画は映画館で見るに限る!最近は特にそう思います。

そして『デッカー最終章』の上映が終わるといよいよ・・・
先程までスクリーンで大活躍していたアスミ・カナタが会場に登場!
おそらくご両親に内緒にされていたであろう男児が
サプライズを食らった時の悲鳴が微笑ましかったですw
松本さんは年始の「ニューイヤーEXPO」で1回拝見しているのですが
今回改めて、ほぼ最前列の至近距離で拝見してみると
やっぱり背高すぎ・スタイル良すぎ・顔小さすぎ・イケメン過ぎ・・・と
こんな格好良い人が札幌出身・・・?と困惑してしまうんですよね・・・w

トークショーの内容は、『デッカー』TV本編の振り返りと
『デッカー最終章』の思い出トークに加えて
北海道民にしかウケない、ローカルな地元トークで大盛り上がりw
ちびっ子達の為にアスミ・カナタを演じつつも
しっかり大きなお友達を盛り上げる松本さんのトークスキルを楽しませて頂きました。
230101 (1)
そして、個人的に超絶思い出になったのが
年始のEXPO遠征時に買った、明日見屋の宇宙せんべいの袋
客席からカナタに向けて降ってみると
カナタと完全に目が合った状態で指を指され
いや、宇宙せんべい食べ終わってるじゃん!」という
リアクションを頂けてしまったぁぁぁぁあ〜〜〜〜ッッッ!

あああああっ!!!!ありがとうございますっっっ!!!
司会のお姉さんにもイジって頂き、最高の思い出になりました…!

クライマックスでは、カナタとお姉さんで
『デッカー最終章』ラストの変身シーンを再現すると
奇跡が起きて、カナタの横にデッカー登場!
舞台挨拶名物になっている撮影会に初めて参加する事が出来ました。
どんな角度から切り取ってもイケメン。
格好良いなぁ・・・
最後はサプライズで、カナタがスクリーンの客席をグルっと1周!
お客さん全員にカナタが声をかけてくれていて
ちびっ子も、大きいお友達も大興奮の最高のファンサービス。
北海道から応援してくれているファンへの感謝を伝え、スクリーンを後にしたカナタでしたが
いやいや・・・こっちがありがとうございますですよ、本当に。
今回は遠路はるばるお越し頂き
楽しいお時間をありがとうございました!!!



いやぁ・・・30分という短い時間ではありましたが
カナタ自身の口から貴重な裏話を聞くことが出来たり
デッカーへの生変身を間近で堪能することが出来て、大満足。
札幌でこんなイベントを見る事が出来て、本当に幸せでした・・・
しかし、我々北海道民はまだ諦めていない・・・!
ちょうど3年前・・・いつもはスルーされる北海道が珍しく開催場所に選ばれた
EXPO THE LIVE ウルトラマンタイガ編」!
ヒロユキ役の井上さんに加えて、カツ兄役の平田さんとイサミ役の小池さんも生出演される
という
北海道で開催されるとは思えない超豪華ステージを
発券したチケットを握りしめ、今か今かと待ちわびていたのですが
新型コロナの流行が加速し始めた為、やむを得ず公演中止が決定。
残念ながら振替公演などが行われる事も無く、今日に至ります。
翌年以降、『Z』と『トリガー』の「EXPO THE LIVE」も開催されましたが
やはり北海道は開催地に選ばれず、オンライン配信を見ながら悔しい思いをしました。
もしかしたら『タイガ』の時が、最初で最後のチャンスだったのではないか・・・?と。
しかし!今年の現行作『デッカー』の主演を務める松本大輝さんは
ここまで何度も触れてきた通り、北海道札幌市出身!!!
そんな松本さんの働きかけのおかげで、奇跡が起きようとしています・・・!
カナタが再び札幌に・・・!?
そしてあわよくば、ヒロユキ役井上祐貴さんの出演もお願いします・・・!

以上!『デッカー最終章』 札幌舞台挨拶の感想でした。
それでは~

≪前話感想 次話感想≫

  1. 2023/03/12(日) 22:11:14|
  2. ウルトラマンデッカー
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『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』 感想(※2/26追記)

≪前話感想 次話感想≫

DC超卵です

昨日、『デッカー最終章』の主題歌である「ソラノカナタヘ」を収録した
影山ヒロノブ氏の最新シングルCDがついに発売!
自分はエンドロールで初めて主題歌を聞きたいので
「ソラノカナタヘ」を聞くのは、昨日1日ずっと我慢していたのですが・・・w
今回もう1つ魅力的なのが、カップリング曲である
「ULTRA HIGH-Returns」ですよ!
25年前に影山ヒロノブ氏が歌唱した『ダイナ』後期EDの「ULTRA HIGH」が
25年の時を経て、『デッカー完結編』のタイミングで帰還!
曲調がロックからEDM風にアレンジされており、まさに現代にReturnsした印象ですね。
こちらはもう、昨日から何十回もヘビロテしていますが
『デッカー最終章』がさらに楽しみになる事間違いなしです。

そして、主題歌CDが発売されたという事は・・・!?

logo_decker.png
ついに本日!

ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…

全国劇場公開&TSUBURAYA IMAGINATION 独占配信開始!!!

ついに・・・ついにこの日が来てしまった・・・
2022年という激動の1年を駆け抜けた
『ウルトラマンデッカー』の物語が完結する時がやって来ました。
14年の『ギンガ劇場スペシャル2』以降は
やむを得ない事情があった『タイガ』と『Z』を除き
毎年3月上旬に現役時代最後の作品として劇場版が公開されて来ました
今年は超大作アニメ『劇場版グリッドマンユニバース』の公開が3月に控えている為
『デッカー完結編』は例年より2週間ほど早い2月末の公開に。
『トリガー』から続いて、『デッカー』の最終回も1月末にズレ込んでおり
最終回から劇場版まで1カ月しかないという、凄まじいスピード感。
すぐに『デッカー』の続きが見れるという嬉しさと共に
もう『デッカー』が終わってしまう悲しさも押し寄せる、複雑な心境ですw

そして今年も、昨年の『トリガー エピソードZ』と同様に
どちらかというと全国劇場での公開はオマケであり
本日0時から月額550円の「ツブイマ」で見放題配信開始という大盤振る舞い!
74分の超大作を月額550円でいつでもどこでも楽しめる?
そんな素晴らしいサービスがあるんですか・・・?(サービス開始初日から会員)
昨年の『エピソードZ』は引っ越しや新生活の準備と重なってしまい
やむを得ず「ツブイマ」で鑑賞する事しか出来ませんでしたが
今年はせっかく祝日に公開してくれたんですから
車で往復6時間かけて、しっかりと劇場で鑑賞させて頂ますッ!
感想の更新は本日の夜21時前後を目指しておりますので
それまでにご覧になられた方は、どうぞコメント欄に熱い想いをお寄せください。
では、行って参ります!!!
ここから下は当たり前ですが
※ネタバレ注意です。









■全体の感想

という訳でお待たせしました、帰って参りました!
しっかりと劇場で『デッカー最終章』を見させて頂きました!
パンフレットも買って!入場者特典のカードも無事に2種揃コンプリート!
大満足の劇場体験で御座いました。
劇場公開版は、劇場限定のTV総集編が冒頭で流れる構成になっており
ハネジローの新規ナレーションと共に、全25話の物語を10分程度でおさらい。
見所が端的にまとめられていて、非常に見応えがありましたし
総集編らしく
追加された挿入歌を、劇場の大音響で聞くと感動も倍増。
この後始まる、『最終章』本編のサプライズを若干予想出来てしまう内容でもありましたがw
初見の人や、TV本編の記憶が薄れている人でも
何の問題無く『最終章』本編に入って行ける、素晴らしい配慮でした。
では、早速感想に参りましょう!


今回、『デッカー最終章』の監督を務められるのはもちろん
『デッカー』TVシリーズのメイン監督である武居監督であり
脚本を務められるのも当然、TVシリーズの構成を務めた根本歳三氏。
武居監督は『劇場版R/B』と『エピソードZ』で劇場版監督経験があり
根元氏も『劇場版ジード』と『エピソードZ』で脚本執筆経験ありという
デッカー最終章】を名乗るに相応しい、まさに盤石の布陣。
個人的に『劇場版R/B』は、ニュージェネ映画で1番好きな作品であり
武居監督と根元氏が組んだ、『エピソードZ』もお気に入りの作品だったので
今回の『デッカー最終章』の仕上がりも楽しみにはしていましたが
過度な期待はしていなかった…というのが正直な所。 

というのも、ネット配信メインの作品に切り替わった、昨年の『トリガー エピソードZ』と
明確に劇場公開用作品として製作されていた『劇場版タイガ』以前を比較すると
素人目でも予算が減っている事が目に見えて分かるくらい
ドラマパートのスケールの小ささや特撮シーンの迫力の無さが映像から露呈
しており
なんとか『エピソードZ』は、武居監督と根元氏の抜群のコンビネーションで
『トリガー』の完結編として素晴らしいドラマを見せてくれたので
TVシリーズとは異なる豪華な【特別編】として成立していました
やはり、これまでの【劇場版】と比べると、寂しい映像である事は否めなかったんですよね。
今回の『デッカー最終章』は『エピソードZ』の好評を受けて
若干公開規模が広がったようですが、今年もあくまでネット配信がメインであり
正確には【劇場版】では無い事も『エピソードZ』と同様。
なので、『最終章』に相応しいドラマは見せてくれるだろうけど
劇場版と呼ぶに相応しい、大迫力の映像になっているかどうか・・・

という一抹の不安を抱きながら、スクリーンの座席に着いた訳ですが・・・

やはり今回も、【デッカー最終章】を求めているか
劇場版デッカー】を求めているかで
評価が二分する作品だったと思います。


個人的には、【最終章】と名乗るに相応しい、『デッカー』の物語の集大成の仕上がりに満足する一方で
【劇場版】として見ると、色々と物足りない部分があったというのが正直な所。
では、それらの感想を相変わらずの長文で語らせて頂きますよ・・・!
覚悟はできてますか・・・!?w


■〈2/26追記〉先に総括

という訳で、公開から3日程経ちまして
「ツブイマ」で全編を2回ほど見直し、気になるシーンを雀のように摘まんで
自分の中の『デッカー最終章』の感想が纏まってきました。

個人的な感想を
率直に申し上げますと
今作は物足りなかったです。
ただ、この物足りなさが全編を通しての物足りなさでは無く
ここが良かったのに、ここが惜しい!という物足りなさなので、歯痒いんですよ・・・

ダイナの光を受け継いだディナスという、新米ウルトラマンを主人公に据えて
TVで明かされなかったダイナとデッカーが似ている謎を解き明かしながら
GUTS-SELECTメイン3人が、まだまだ未熟なディナスを導き、共に戦う事で
カナタ・イチカ・リュウモン・ディナスの成長を丁寧に描き切った後
最後はダイナ→ディナス→デッカーという光のバトンをクライマックスで示し
『デッカー』のメインテーマである、それぞれの【未来】で締めくくる━。という
今作のメインストーリー自体は、非常に良く出来ていて
GUTS-SELECTメンバーの成長と【彼方への旅立ち】を描いた本作は
デッカー最終章』を名乗るに相応しい内容だったと思います。

商業的かつメタ的な理由で、『ダイナ』と関連付けられた『デッカー』という作品は
前作『トリガー』のように「たまたま似ていた」で逃げても良かったと思うのですが
ダイナとデッカーが似ている理由をしっかり説明したのも見事でしたし
そんなダイナとデッカーを繋ぐ存在として登場した、新キャラのディナス
短い時間でゲストキャラを完璧に描き切る武居監督の手腕が炸裂しており
(『劇場版R/B』のゆきおや、『トリガー エピソードZ』のトキオカ隊長など)
今回が初登場とは思えないくらい愛着が湧くキャラ造形でしたし
ラストシーンの旅立ちのシーンも馴染み過ぎて見逃しそうになるほどw

個人的な好みとして、明日見家との関係性やギベルスとの因縁が
もう少し描かれていると良かったな、
とは感じましたが
今後も『ギャラファイ』などで活躍を見たい!と思える、魅力的なキャラでした。

そして、そんなディナスを生かして行われた
本作の斬新かつ意欲的だったチャレンジ
主人公であるウルトラマンデッカーを最終決戦まで温存するという点。
TV本編では、偶然ウルトラマンに選ばれ、戦う意味と理由に苦悩したカナタが
TV最終回でそれらの悩みを全て払拭し、爽やかにデッカーと別れを告げた上で
最終章で満を持して、自身の力だけでウルトラマンの力を取り戻す展開
最終章の本当の最後のクライマックスだけで見せたのは
今までのウルトラシリーズには無かった達成感がありましたよね。

〈※2/28追記〉
追記したのに書き忘れていたので、さらに追記しますがw
上記の、カナタがデッカーの力を手に入れてから最終決戦に臨む場面が
おそらく『デッカー』第1話のオマージュ及びリメイクになっているんじゃないかな?と。
カナタが「輝け・・・輝け・・・」と繰り返して変身するのは第1話だけですし
フラッシュタイプのみで市街地戦を行うのも第1話だけ。
第1話ではスフィアバリアに阻まれ、
宇宙に飛び立てませんでしたが
今回はしっかり青い地球をバックに勝利するのも、第1話と対になっていて良いなぁと。
カナタが自分の名前を叫ぶのも、『ダイナ』最終回オマージュでありながら
『デッカー』第1話でカナタがデッカーと出会うシーンともリンクします
カナタが自分の力でデッカーの力を取り戻し
自分の意志で彼方へ旅立っていく、カナタの『デッカー』真の第1話
という事なんですかねぇ。
そんなカナタの『デッカー』第1話が
スフィアバリアが無くなり、人類の宇宙進出が可能となった
ネオフロンティア時代の幕開けと旅立ちなのが、ピッタリ『ダイナ』の第1話&最終回ですし
そんなカナタが向かう惑星の名前が
D97星雲第9惑星(19979月『ダイナ』放送開始)なのもイイじゃないですか・・・!



さて、そんなTVで愛着が湧いたキャラクター達や
『デッカー』という作品そのものに、新たなる門出や答えを与えてくれた今作は
『デッカー』ファンとしては大変満足出来る内容だったのですが
それらのテーマやメッセージ性という内面には大満足な一方で
長編映像作品として完成した映像の外面には
どうしても満足出来ない、物足りなさを抱いてしまいました。

まず、例年の劇場版名物であった客演の有無に関してですが
客演を無くし、『デッカー』のキャラだけで物語を回す事で
『デッカー最終章』としての完成度が高まる
のなら良いのでは?と感じていて
今回、客演が無かった事に関しては個人的に何とも思わないんですよね。
(実際に今作はそのおかげもあってか、ドラマの完成度は本当に高いです)
ただ、今作はその客演が無くなってしまった事と
武居監督が特撮よりもドラマの演出を重視する監督である事が相まって
例年の劇場版よりも作品のインパクト・スケールが小さくなってしまったのは
最終章でありつつも、TVとはまた一味違う映像作品を見たい自分としては
期待値に届かなかったな・・・というのが正直な所。

個人的に、そのインパクト・スケールの小ささを顕著に感じたのはやはり特撮シーン。
本作は
正式な劇場公開作品では無いからなのか
ミニチュアが市街地1種類しか用意されていない為
全編を通して、同じような戦闘シーンが連続していたのが物足りないですし
イカルスの四次元空間を挟んで差別化を図っている様子も見受けられました
武居監督作『エピソードZ』の実景合成・夜戦・山中プロレス・市街地に比べると
戦闘シーンのバリエーションの少なさは決定的だと思います。

ただ、こういった特撮シーンの予算不足は昨年の『エピソードZ』でも感じており
ドラマを重視した事による、全体もストーリーのメリハリの無さは
同じく武居監督の『劇場版R/B』でも感じていた、武居監督作共通の悩みなのですが
それらの2作品は前作主人公の客演という切り札があったので
ちょっとシーンがダレた所に、カンフル剤的な形で客演シーンを設ける事で
ストーリーや戦闘シーンに、メリハリを付けて盛り上げる事が出来ていましたが
今作はその客演という武器が無くなってしまったので
作品全体を通してテンションが常に一定で、テンポが悪く感じられましたね。
客演を無くして、ドラマの完成度を上げるコンセプトなら
客演が無くなる事によるダメージも考慮しておくべきだったと思います。

最後に、これは今回の『デッカー最終章』のみならず
TV本編も含めた、『デッカー』全体の悩みなのですが
王道を目指し過ぎた事による既視感は、本作でもやはり拭えなかったな、と。
ディナスの出自や、最終版までカナタのデッカーを温存するなど
本作ならではの目新しい要素は確かにあれど
やはり、ストーリー展開は『デッカー』らしく誠実で真面目。
悪く言えば、これまでのニュージェネと比べると地味な印象
鑑賞中に「そう来るか!」という驚きは感じられず
繰り返しになりますが、これまでの劇場版のようなインパクトが無かったですね。
この真面目さこそが『デッカー』の魅力である、と理解してはいるのですが
先述の通り、
最終章でありつつも、TVとはまた一味違う映像作品を見たい自分としては
クライマックスの展開がTV版最終回と類似しているのも相まって
最終章ぐらい、もう少しケレン味が合っても良かったのでは・・・?という感想です。
先述の通り、ストーリーの内容自体は大満足だったので
映像作品として、もう少し見せ場を作れたのではないか?と
歯がゆさを抱いてしまうのが、『デッカー最終章』の個人的な総評。
それらを端的にまとめると
勿体なくて物足りなかった、という答えに落ち着きました。

少し批判的な感想にはなってしまいましたが
ストーリーの構造自体は大満足だったと、もう1度強調しておきます。
そのストーリーを脚本としてドラマに抽出し
映像作品として仕上げる際に、あと一工夫欲しかった!
それが『デッカー』大ファンとしての気持ちを堪えてw
なんとか客観的にフラットに『デッカー最終章』を見た自分の感想です。
さて、ここからは公開初日に頭の中が乱れている
当時のDC超卵の記録をお楽しみください・・・w


■【デッカー最終章】として


公開前のあらすじなどでも紹介されていた通り
『デッカー』TV最終回の1年後から物語が始まる本作。
TV本編ではGUTS-SELECT新人隊員として活躍したカナタ達が
あのマザースフィアを撃退した英雄として、訓練生の指導に当たっている姿
ムラホシ隊長やカイザキ副隊長も、TV本編で描かれていた
それぞれの目指すべき道へ向かい始める様子を序盤から見る事が出来て
『デッカー』ファンの大半の人は、この時点で大満足だっのではないでしょうか?w

今回のメインストーリーの軸となる

般人のカナタがウルトラマンになって戦いに勝利するというゴールに到達し
そこでウルトラマンの力を失ったカナタが、そのゴールからどんな道を歩むのか?
という展開も
『デッカー』TV最終回から物語が続いている、その繋がりの強さが嬉しいですし

第1話からずっと宇宙を目指し続け
ついに最終章の最後の最後で宇宙に旅立ったイチカ
かつての恩師のシゲナガ先生に論破されながらも
自分の理想を実現する為に、大きく前進したカイザキ副隊長。
仲間が欲しくて校長を務めていたムラホシ隊長が
頼りがいのある仲間達の誕生を見届けて、校長に戻り
そんなムラホシ隊長が隊長の後任を任せたのが
ムラホシ隊長に憧れてGUTS-SELECTを目指したリュウモンだったり・・・と

『デッカー』ファンなら気になっていた要素が、次々に回収・説明されていく様子は鮮やかで
ファンが見たいものは全て見せ切ってくれた、圧巻の最終章
だったと思います。
また今回、特大サプライズだったのが
グレゴール人グレースとメトロン星人ナイゲル局長の加勢!
『デッカー』は異星人と交流を深める機会が多かった作品なので
TV最終回で異星人と共闘する展開を予想していたら、外れたのですがw
まさか『最終章』まで取ってあったなんて・・・!
グレゴール人名物のニセ・ペダン星人も見られて大満足でしたよw



また、『デッカー』特有の魅力と言っても過言では無い
整合性が取れ過ぎている丁寧な脚本の魅力もTV本編から継承!
今回、ケンゴが登場しない理由をしっかりと台詞で説明したり
最終章には登場しないアガムスも台詞で語らせて
しっかりとTV本編の地続きの物語である事を強調。
そして、TV本編でも最大の謎であった、デッカーとダイナの関係性もついに明らかになるなど
『デッカー』最後の映像作品として、全て説明し尽くしてやる!という
そんな製作陣の心意義を自分は勝手に感じ取っておりました・・・w
ダイナの光を受け継いだディナスがウルトラマンになっていたというのは衝撃でしたが
見た目が似ている理由なども整合性が取れますし納得。
アガムスや未来ユザレも所持していて、出自が謎だったディメンションカードも
ラヴィー星人固有の能力で生成されていた事も明らかとなりましたね。
しかし・・・
あのスズメのディメンションカードは商品化されるんでしょうか・・・?w

ちなみに、ディーフラッシャーやディメンションカードが
何故、ウルトラマンデッカーの変身システムに転用され
デッカー・アスミやカナタがこれを使えていたのか?
という謎は
最終章本編の描写だけだと、若干説明が不足しており
視聴者の考察に委ねる形になっている
と感じたのですが
劇場限定パンフレットに掲載されている武居監督インタビュー内で
それらの経緯や設定の完璧な解説が行われている
ので
それらの設定の理解を、
より深めたい方には強くオススメしておきます。



最後に熱く語りたいのが、主人公であるカナタの成長した姿!
珍しく怖気づいているリュウモンをしっかりとサポートしてあげたり
ウルトラマンになったばかりで焦りがちなディナスを
先輩ウルトラマンとして支え、導いてあげる姿は
1年間戦い抜いたオーラが早くも溢れ出ていて、中々の風格でした。
また、カナタといえば
TV第14・15話でデッカーの力がお下がりだった事が判明したものの
そのショックを乗り越え、カナタだけのダイナミックタイプを生み出す展開は
『デッカー』屈指の名シーンとして、皆さんの心にも強く刻まれたはず。
今回はそんな名シーンの感動をさらに上乗せする激アツ展開として
ディナスのディーフラッシャーを受け継ぐ事により
正真正銘カナタが生み出した、カナタ専用のウルトラマンデッカーが爆誕!
『ウルトラマンデッカー最終章』を謳っておきながら
全編を通して戦闘を繰り広げるのは、ウルトラマンディナスであり
お目当てであるデッカーが、最後の最後で変身する爽快感と
これまでのドラマ展開が全て生きてくる、達成感の両立はお見事
でした。

宇宙空間でギガロガイザにトドメを刺すシーンは、『ダイナ』最終回オマージュにもなっており
アスカの名台詞である俺は俺だ!ウルトラマンダイナだ!
俺はアスミ・カナタ!ウルトラマンデッカーだァァァァッ!という台詞に生まれ変わり
カナタの成長劇を完璧な形で締めくくったのにも、惜しみない拍手を送りたいです。
ちなみに劇場で鑑賞中は
ナタ専用デッカーなのに、ダイナミックじゃないの・・・?と不満だったのですが
こちらもパンフレットの武居監督インタビューで補足説明されており
「そうか、ならフラッシュタイプしかないな!」と言いくるめられるのでした・・・w



一方、今作のゲストキャラとして登場した
ラヴィー星人ディナス/ウルトラマンディナス
ダイナの光を受け継いだウルトラマンという設定がそもそも美味し過ぎますし
本作のもう1人の主役として、物語を牽引してくれた重要キャラクター。
ウルトラマンディナスの怪獣カードの効果を挟みながら格闘する姿は
今までのニュージェネには居ない、斬新なファイトスタイルでしたし
そんなディナスのおかげで、デッカー登場の感動も倍増した訳ですが
個人的な印象としては、もう少しディナスが登場する強固な理由付けが欲しかったかなと。
ギベルスを追って地球に来て、カナタと出会ったという経緯は分かるのですが
デッカー復活を盛り上げる為の前フリと、ダイナとデッカーの関係性を説明する為の
いわゆるポっと出の便利キャラクターのような印象を、個人的には受けてしまいましたね。
ウルトラマンディナスという新たなるウルトラヒーローの一員になる訳ですし
もう少し、カナタ&デッカー・アスミとの関係性や
ギベルスとの因縁を深く掘って欲しかった所
ですが
『デッカー最終章』として描く事を優先した結果が今作なんでしょうし、難しいバランスですかね・・・


■【劇場版デッカー】として


そんな『デッカー最終章』として
武居監督が得意とする見事な傑作ドラマを描き切った本作でしたが
やっぱり個人的には
ストーリーの規模・ゲストウルトラマンの人数・特撮の迫力などにおいて
『劇場版タイガ』以前の迫力は感じられず。
配信作品故の予算削減なのか、劇場版としてのお祭り感が薄く
昨年の『エピソードZ』以上に、TV本編の延長戦・追加エピソードの印象が強かったですね。

でも、これは本当に好みの問題
例えば今回に至っては、ニュージェネからの客演ウルトラマンが居ない事で
『デッカー』のメインキャラだけで物語が進みますから
『デッカー最終章』としてのドラマの完成度は確実に上がっているんですが
一方で、今回の『デッカー最終章』は公開前の情報解禁が抑えめだった事と
TV本編が非常に王道で堅実な作風だった事の反動として
サプライズでダイナ/アスカ・シンや、ケンゴ&イグニスが客演するような
お祭り作品を期待していた人も多かった
ようですし
そういった人にとっては、間違いなく本作は不満だったはずです。

これが、本記事の冒頭にも書いた
『デッカー最終章』を求めるか?『劇場版デッカー』を求めるか?という難題で
逆に『劇場版タイガ』以前は、TV本編の知識が無くても楽しめるような
ある種の番外編・スピンオフ的な印象のお祭り作品が多く
TV本編の完結編を求めてていた人には、そういった番外編風の劇場版は不満だったはずで
『デッカー』のようにTV本編と直接繋がる、正統派の完結編を待っていた人も多いでしょうから
これはどちらが正解という訳でも無く
作風毎に描き分けて行くのが、最善策なんですかねぇ。

そんなストーリーの方向性は正解が無いので一旦置いておくとして
特撮シーンの仕上がりに関しては、『エピソードZ』に続いて今年も寂しい!
イカルス星人が『セブン』初登場時以来、久しぶりに披露した四次元空間は
LEDパネルを用いられて撮影されているそうで、素晴らしい迫力でしたし
ギガロガイザとゾルガウスが合体する、ゾルギガロガイザもサプライズ登場で驚いたのですが
ディナスの戦闘シーンは基本的に肉弾戦かつ、常に負け気味でテンポが悪いですし
満を持して登場したデッカーVSゾルギガロガイザも
これといって目当たらしい特撮技術が導入されておらず、いつも通りの戦闘・・・
劇場版では無く、配信作品として製作されている以上
予算の削減によって、特撮表現の幅が減るのは仕方がない事なんでしょうけど
TVでは見られない大迫力の演出が見たい!というのが正直な所。
『エピソードZ』と異なり、本作はギベルスとギガロガイザの2体が新造されており
(※もしかした既存怪獣の改造の可能性もありますが)
若干予算が増えている可能性は僅かながらあるので
この調子で毎年継続して、予算が増えて行ってくれれば・・・と期待するばかりです。



ちなみに、劇場版ならではの表現方法と繋がる形で
物申したいのが
最終盤のクライマックスを飾った、カナタ死亡→デッカー復活の一連のシーン。
絶体絶命のピンチに瀕したカナタをGUTS-SELECTの絆が救うという
『デッカー』TV本編を応援して来た人なら感動間違いなしのシーンなのですが
その一連の流れがTV最終回とほぼ一緒なのは如何なものかと・・・
カナタがピンチになるのも、精神世界で皆が気合を入れるのも
デッカーフラッシュでラスボスに挑むのも、GUTS-SELECTメカが総出撃するのも
最終決戦を盛り上げるのにピッタリな名シーンなんですが
全部TV最終回で一度見てしまっていて、既視感が否めないのが、個人的には残念だった部分。
それに加えて、そこまで脚本の整合性を意識してきた展開だったにも関わらず 
カナタが変身能力を取り戻すシーンだけは、特に理にかなった説明が無く
ノリと勢いで説明不足のままデッカーが復活してしまうのも
TV最終回の悪い部分をそのまま受け継いでいて、勿体ない。
これらのシーンで、ここまで撒いた伏線
『デッカー』らしく生かしつつ
視聴者が予想だにしなかった新展開を見せてくれれば
本当に本当の最終決戦としてさらなる盛り上がりが実現出来たと思うのですが
これは予算の問題もあるので、そう簡単にはいかない部分なのか・・・?

また、本作のヴィランだったギベルス/ギガロガイザも
ディナスの活躍パートに大分尺を取られてしまい
前作『エピソードZ』のメインヴィランであるザビルと比較すると
ボス敵としてイマイチ迫力が感じられない
一般的な侵略宇宙人として纏まったのも物足りなかったです。




長々と語って参りましたが、ここまでご覧頂いた読者の皆様方。
本当にありがとうございます。
本作は視聴者の求めていたモノによって評価が二分してしまう
非常に感想を述べにくいタイプの作品!

『デッカー』放送中にEXPOで新生GUTS-SELECT全員に会ってしまい
『デッカー』への思い出が溢れて、贔屓しまくってしまう自分
生まれてこの方、21年間ウルトラマンを追いかけて来た身として
何とかフラットな目線で客観的に評価したい自分がぶつかり合いましてw
感想も長くなり、投稿も随分と遅くなってしまいました。

まだ公開初日という事で、自分の中でも感想が固まっていない部分が多く
皆様と議論する中で、整理して行きたい作品でもありますので
ご覧になった方は是非コメント欄に感想をお寄せいただけると嬉しいです。
どんなに長くても短くても構いません!
「そこは違うだろ!」という反論意見も是非待っています!
既にコメント投稿済みの方も追記して頂いて結構ですので
明日以降、熱い議論を交わせる事を楽しみにしております。

そして楽しみにしていたといえば、ツブイマ配信版の特別映像。
昨年の『トリガー エピソードZ』ラストの特別映像は
ツブイマ会員限定で、次作『デッカー』のデザインが明らかにされるという
前代未聞の衝撃サプライズが大きな話題を呼びましたが
そのサプライズは
3月上旬『エピソードZ』配信→3月下旬『デッカー』正式発表という
『トリガー』と『デッカー』のスケジュールだから実現出来た事であり
今年は『デッカー最終章』の公開が2月に早まったので無理だろう・・・と思っていたら

特異点ノその先に
宇宙を貫クの螺旋
舞い翔ガる闘志

CODE NAME ULTRAMAN

誰ですかアナタは
・・・!?

という訳で、今年もしっかり最新ウルトラヒーローがお披露目!
デッカーと異なり、正式な情報解禁までしばらく間が空くからなのか
今回は逆光によるシルエットでのお披露目となりましたが
水色に発光する左角と左耳が凶悪なマスク
全身の立体的な模様と、コアのような形状のカラータイマー。
裏でかすかに聞こえる台詞や大きく映るキャッチコピーはリアル志向で
これまでのニュージェネとは異なる、大人向けの雰囲気・・・!

このタイミングで
というキーワードを出されると
ガイアとアグルを連想せざるをえないのですがw
現在の断片的な情報だと、この巨人が次作のTV主役なのかどうかも不明。
4月21日に続報があるそうですが
TV新作の情報解禁だとするのなら、例年に比べると大分遅いんですよね。
現在放送中の『ニュージェネスターズ』からの流れで
今年のTV新作はニュージェネ10周年をお祝いする作品という予想が多かったですが
もしこの巨人がTV新作だとすると、とてもそんな雰囲気では無さそうですし・・・
ただPVの逆光とキャッチコピーの出方、そしてリアル志向な台詞の組み合わせは
全て『Z』メイン監督である田口監督の得意とする部分なのでw
もしTV新作なら田口監督がメインになる可能性は高いかもしれません。

さてさて、最後のまとめも長くなってしまいましたがw
感想をまとめさせて頂くと
『デッカー』の最終章としては多少の粗がありつつも纏まっており
劇場版として見ると、画の迫力の無さや華やかさの無さが引っ掛かる・・・
と言った所でしょうか。
先述の通り、まだまだ自分の中でも感想がまとまっていないので
これから「ツブイマ」で何度も見直して、自分の中で咀嚼して行こうと思います。
最後に、本文中でも触れましたが!
劇場限定パンフレットに大事な事が大量に書いてあるので
劇場でご鑑賞される方は、買い忘れの無いようご注意を!


以上『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ・・・』の感想でした。
それでは~


≪前話感想 次話感想≫

  1. 2023/02/23(木) 23:37:00|
  2. ウルトラマンデッカー
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プロフィール

DC超卵

Author:DC超卵
北海道在住、20代のウルトラマン好き。
2歳の時に見たバルタン星人特集VHSが原因で
ウルトラマンにハマってから抜けられず。
玩具「ウルトラエッグ」の魅力を伝えたくて
中学1年生の時にこのブログを始めました。
男子中学のDCだったのにブログ設立から
10年経過。気付けば社会人です。
今は現行サイズのソフビシリーズと
可動フィギュア「ウルトラアーツ」の図鑑を
製作しています。

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